ヨーガをはじめる

雄弘ヨーガ実践上の考え方

雄弘ヨーガ実践上の考え方

体位法のポイント

雄弘ヨーガの体位法にはいくつかの大切なポイントがあります。それは、呼吸と身体の動きの波動を合わせるように実践する、緊張と弛緩のリズムのそれぞれの「極」を味合うように実践する、呼吸と呼吸の「間」をとらえる、うなじを意識するなど多岐にわたっています。

身体を繊細に意識する

雄弘ヨーガ実践上の考え方また、背中などの身体の裏側は意識に上がることが少ないのですが、実は、感覚器官から遠いそういう箇所ほど大切なのです。特に、脚は全身の土台となる部分で、その中でもひざの裏がしっかりと伸びていないとひざにも負担がかかりますし、骨盤も安定せず、上半身にも影響を与えてしまいます。
腰痛の原因の多くは、このひざの裏、つまり、アキレス腱、ふくらはぎ、ひざの裏、大腿部が萎縮して縮んでしまっているからで、姿勢の崩れの原因ともなります。
ひざ裏を伸ばすことで、土台が安定し、骨盤もしっかりしてきます。また、骨盤が安定することによって、背骨がしっかりと立ち上がるようになり、背筋、うなじが伸び上がった安定した姿勢が実現します。安定した自分を創り出すためにも、ひざ裏をしっかりと伸ばすことはとても大切なのです。

形よりもプロセスを重視する

ヨーガは、その体位法の形を作ることが目的であると思ってられる方も多いようですが、実際はその過程、プロセスの方が大切で、それも目的ではなく手段のひとつです。
ひとつの体位法を実践するなかで、呼吸の波動と身体の動き(運行)を合わせて調え、緊張と弛緩に意識を集中していくプロセスこそがヨーガの醍醐味です。
また、こころとからだの癖の皮を剥いでゆくように、少しずつ丁寧に実践してゆくことで、ヨーガの目的へと近づいていくことができます。
そういう意味では、からだのフニャッとした柔軟性よりも、バランスのとれたハリのあるからだをつくることが大切なのです。

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