日本ヨーガ光麗会会員の皆様へ
日本ヨーガ光麗会発足以来、30周年を経て、昨年は第24回光麗祭にて、日本のヨーガの祖師であり、日本ヨーガ光麗会の創設者であられた、佐保田鶴治祖師の17回忌法要を盛大に執り行うことができました。同時に、これは今後の日本のヨーガを真剣に考慮した場合、大いなる転換点でありました。
3月29日(土)に今までの規模を越える、全国支部長会議を開催し、祖師肖像画を旧総本部にあたる比叡山・双樹庵に設置し、新制日本ヨーガ光麗会の新体制作りを調えてまいりました。その一環として、長年努めてまいりました、会長職を辞任し、総本部長である番場裕之に依託することを支部長会議で全会一致で承認頂くことができましたことをご報告致します。今後、私は名誉会長として、一歩退いた形でのより客観的な立場で、日本のヨーガの今後を想い、今までとは異なった形での雄弘としての使命を果たしていくことを決心致しました。
折しも、支部長会議で有意義な交流と共に、新世代の役員の皆様方主導の新体制ができあがりつつある胎動を感じ、従来のような、私ひとりによるリーダーシップによって、日本ヨーガ光麗会を牽引していくことが、今後の日本のヨーガの本質的な方向性であろうかと思いつつあるとき、ある啓示を受けました。それは、「今までのように、自らがすべての指導と判断するべきではない。全国のより強力な協調関係と協賛関係を作り上げ、今まで以上の新役員と新組織への信頼をもとに、敢えて地区研修会、研究会、大千会総会での指導を控え、今後の雄弘ヨーガを担う皆様方に一任すべきである」という内容でした。中途半端に関与することで、各組織の活動が制限されるのを防ぎ、総本部指導のもと、最大限役員方の自立性を大切にして、支部運営などを行って欲しいと考えたのです。
従いまして、今後はある程度の時間をおきつつ、新体制が成熟していくのを見守りながら、今までとは違った形で、瑜祗雄弘としての役割を果たせるよう、著作活動、雄弘ヨーガセラピー、特別研修会、指導者養成、光麗祭といったかたちで、会員の皆様とともにヨーガを行っていきたく思います。
特に支部長をはじめ支部役員の方々は、以上の趣旨に御賛同の上、ご協力頂けるように宜しく御願いいたします。
合掌 2003年4月15日
日本ヨーガ光麗会名誉会長 番場一雄
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