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■雄弘ヨーガの呼吸法
雄弘ヨーガは、「四つの呼吸」を大切にします。 呼吸は心の働きと深い関係があり、また生きていることの象徴でもあります。
イライラしていると呼吸は荒く、落ち着いてゆったりとした気分の時には呼吸もゆったりとしています。また、心だけ身体だけの健康はなく、お互いに深い関係があるのです。
「四つの呼吸」を中心に、身体が硬いとか年齢に関係なく、呼吸を中心とすることですべての人が同じスタートに立つことができます。
はじめる前に知っておきたい四つの呼吸法
| 「静かな呼吸」 |
呼吸量の30〜40%位(お腹が少しふくらむ程度)を入息し、2倍くらいの長さでゆっくりと息を出す。
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| 「軽い呼吸」 |
呼吸量の60%位(お腹がふくらんで、さらに胸にも少し息が入る)を入息し、2倍くらいの長さでゆっくりと息を出す。 |
| 「深い呼吸」 |
呼吸量の80%位(お腹がふくらんで、さらにまで力まない程度で胸までいっぱい息が入る)を入息し、2倍くらいの長さでゆっくりと息を出す。
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| 「各自の呼吸」
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上の3種類の意識的な呼吸に対して、これらの呼吸の後の自然な呼吸。呼吸量は20〜30%位。 |
◎呼吸は原則的に鼻で行い(鼻孔呼吸)ます。
◎息を入れる(入息)・息を出す(出息)はゆったりと静かに
「気」を調えるようになめらかに行います。
◎入息3に対して、出息5〜6位の割合で
出息を入息の2倍程度の長さで行うのが理想です。
最初は2倍で出息することや、鼻孔呼吸が難しいかも知れません。 特にお腹を使った呼吸はなかなかスムースにできませんが、呼吸量と長さだけを合わせるようにしましょう。
■目覚めのヨーガ
「目覚めのヨーガ」は、朝目覚めた直後、起きあがる前に行う10分前後のやさしいヨーガです。
身体を横たえたまま行うので全身に負担がかからず、中高年者や低血圧・高血圧の人、関節に痛みのある人なども無理なく行うことができます。
全身に活力を生み出し、健康づくりや腰痛や膝の痛み等の諸症状の改善に非常に効果的です。
(1)仰向けで行う(仰臥)の実践
(2)横向けで行う(横臥)の実践
(3)腹ばいで行う(伏臥)の実践
から構成されています。一日の疲れを癒すために、日中や就寝前にも実践できます。
■真言ヨーガ
具体的な実践としては、背骨を中心とした5つの象徴的な坐法で構成される行法を、上記の呼吸を伴って実践するところに特徴があります。
この「背骨を中心とした5つの象徴的な体位法で構成される行法」は、ヨーガの8つの体系をめざし、成就していくための全人格的な実践で、「ヨーガを行ずる人の理想の姿」に自然と導いてくれるものなのです。
この5つの実践を「真言ヨーガ」と称します。 この「真言ヨーガ」は、われわれが「無意識に経験してきた、0歳から1歳までの身体生命の成長の軌跡」(番場一雄著「ヨーガ」NHK出版1994)であり、「前屈、反り、捻り、直立、完全弛緩」という5つの体位法は、生命の記憶を想い出し、生命を再創造するのに大きな働きを持っています。
5つの体位法は、番場一雄著「ヨーガの思想」(NHKブックス1986)に記される
(1)前屈 : 母体の子宮の中での姿勢。
(2)反り : 生を受けて活動し始める「はいはい」の姿勢。
(3)捻り : 座るようになると手を使って背骨を捻る姿勢。
(4)直立(立禅) : まっすぐな背骨に象徴される、人間を人間たらしめる直立の姿勢。
(5)完全弛緩 : 人間がやすらぐ仰臥の姿勢。
を象徴的にしたもので、そして、これらの実践が極まって「心のはたらきが清まった」、完全な身心統一感、全人格的一体感へと導かれるのです。

『ヨーガ 写真でみる行法のすべて』(NHK出版)より転載
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