お知らせ

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新年、あけましておめでとうございます。


あけましておめでとうございます。
本年も雄弘ヨーガを宜しく御願い致します。

「道」を示すものにとって、師匠は特に重要な意味を持っています。
師匠が何を見て考え、何を示そうとされていたかということが、その「道」そのものといっても過言ではありません。

雄弘ヨーガでは、先代雄弘師、その師匠・佐保田鶴治祖師という偉大な師匠を頂いています。
師匠方からは亡き後も多くの示唆が、一門の実修者にあまねく降りそそがれていることでしょう。

今年皆様に提示した「淨菩提心」は、佐保田鶴治祖師から下されたお言葉です。

菩提心は、仏教におけるさとりを求める心を示しています。本来は、自分がさとりを求めて仏の智慧を獲得しようとする心のことをいいます。
しかし、自分のみが苦悩からか解放されて完結するものではありません。それは、自分以外のより多くの人々の苦悩をも解放しようとする心でもあるわけです。
そういう意味では、菩提心は、自他共に多くの人々に真の喜びをもたらす心といえるでしょう。

特にヨーガの場合は、自身に働きかける実践が非常に大きな意味を持ちます。その結果、往々にして、自身の安穏を優先させるようになることがあります。
そうした自己中心的な心のはたらきを見極めて、ヨーガによって菩提心を育むようにあってほしいという、師匠からの教えの言葉なのです。

菩提心は、清らかな功徳を養い育てるところから、ゆたかで良質な田地のようだと喩えられます。ヨーガでその田地をゆたかに育ててほしいという願いが込められたものです。

そして、さらに「淨菩提心」と記せば、さらに奥行きのある意味となってきます。そのあたりは、追って、研究会などでお伝えしていくこととしたいと思います。

雄弘ヨーガを実践して、菩提心を育んで師匠の願いに近づける一年となるよう、ともに歩々直入して参りたいと思います。

どうか一年間、宜しく御願いします。  合掌

令和二年庚子元旦

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