お知らせ
2018.07.08
雄弘ヨーガのイラン支部代表の鈴木悦子氏(中東方面特任講師)から、国際ヨーガ・デーに関する活動報告が届きましたので、引用してお知らせします。
国際ヨーガ・デー 2018(IDY)について
①6月21日(木曜日)“雄弘ヨーガIDY 記念集会”がテヘラン中部に位置する大公園(書籍庭園)にて行われました。日中には35度を超える真夏日でしたが、早朝の7時より70名を越えるヨーギニー(女性のヨーガ実践者)と家族・友人たちが参加しました。
今年はエムエス協会への支援と言うことでもあり、やさしいヨーガ、呼吸ウォーキングにふさわしい公園で行いました。雄弘ヨーガの呼吸と足の体操をしてから、ももいろ月見草の咲き誇る道でのウォーキングはゆったりとリズミカルで楽しくなる運動でした。そして、恒例のスイカ割りゲームと4個の真っ赤なおいしいスイカをを楽しみました。
②7月5日(木曜日)9時より「テヘラン州ヨーガクラブ集会(IDY補填)」が行われました。先日の集会でのプログラム補填として招待され、雄弘ヨーガの紹介をいたしました。
会場はある病院のコンファランスルームで行われ、今回は持ち時間は約20分、番場裕之会長作成のビデオ「片手でバンザイをする体位」の映写をすることも出来ました(音声が一部低くなっている部分があります)。
動画はこちら→https://instagram.com/p/Bk736jHndXs/
デモンストレーションでは、前列の来賓の方々, イランヨーガ協会会長、『ダネシ』ヨーガ専門誌編集長・ヨーギン、古参のハタヨーガ主宰者などを含む会場の方々全員が雄弘ヨーガを体験してくだされ、大変感激しました。
イランではヨーガは体育協会が管理し、スポーツの一部門として扱われるのがイランのヨーガの特徴ですが、今後も雄弘ヨーガを伝えるべく、できるだけ活動していきたいと思います。
2018.06.20
6月21日は国連総会によって制定された国際的ヨーガの記念日、「国際ヨーガ・デー(The International Day of Yoga)」で、ことしはその4回目です。
当会では全国の教室で参加をお待ちしています。
これを機にヨーガを始めてみようと思う方、是非雄弘ヨーガにお出かけください。
呼吸を中心としたマインドフルなヨーガをご体験いただけます。
ご来場をお待ちしています。
「国際ヨーガ・デー(The International Day of Yoga)」
インド政府のページ http://idy.nhp.gov.in/static/yogahome
2018.05.15
2008年にNHK出版から刊行された『5分でスッキリ簡単ヨーガで健康に』ですが、翌2009年に中国語(繁体字)版『禅味瑜珈』が出版されました。
そして昨年の2017年には、ペルシャ語版”TANDOROSUTI BA YOGA ASAN! TAZEGI VA TARAVAT DAR PANJI DAGIGE”が出版されました。
今回のペルシャ語版は雄弘ヨーガ・イランの鈴木悦子氏(日本ヨーガ光麗会 中東方面特任講師)の翻訳です。
雄弘ヨーガを理解している方の翻訳は大変心強く、また安心できると同時に、とても嬉しいことです。
故・佐保田鶴治祖師が先代雄弘師に託した「雄弘」のように、もっと多言語になり、雄大に弘まることを願っています。
2018.04.14
4日間の「雄弘ヨーガ・イラン国際交流セミナー~沖縄の旅~」が閉会しました。
国内で行なったとはいえ、なかなか大きく意義深いものとなりました。
いっしょに寝食を共にして学んで、みんな仲良くなりました。
もちろん、全員が言葉で通じあえたわけではありませんが、それを超えたエネルギーを感じました。
イスラームというしっかりとした体制がある彼の地で日本発祥の雄弘ヨーガがしっかりと実践されている。『瑜伽経三十頌』を一緒に読誦し、普段と同じようにヨーガができました。そのことにとても感銘を受けました。
遠国のイランから仲間を連れてきてくださった鈴木悦子 中東方面特任講師には心から感謝いたします。次は日本の仲間とイランに訪れたい思いで一杯です。
今後もこうした雄弘ヨーガの国際交流をやっていきたいと思います。
2018.01.01
新年、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくおねがいします。
年々振り返ってみるに、ヨーガの思想と実践に多くのご加護を感じるようになってきました。皆様は如何でしょうか。
今年みなさまに送った言葉は、「煩悩即菩提」。この題字は先代雄弘師によるものです。先代が事あるごとに使っていた言葉です。実は、佐保田鶴治祖師が先代に託した言葉でもあります。
これは直接的には「煩悩を断ずることなく涅槃を得る」という意味で、両者は相即不二の関係で用いられます。
迷い世界の根源とも言える煩悩の世界から厳しい修行を経て菩提の境地、つまり、悟りの世界を目指すのですが、この両者は別ものではない、ということです。また、この世的日常生活を完遂して行く中に、菩薩の道、悟りの世界が見えるということでしょう。
煩悩のもともとの意味は、私たちの心に迫って覆い被さるような苦悩や汚れをいいます。そうした煩悩に満ちた状態から解放されるべくヨーガの修行が説かれています。
煩悩が出発点で涅槃が終着点とする場合、涅槃の妨げとなってる煩悩を否定する仕方が、伝統的に「抑止したり制御する」、「取り除く、分離する」、「離れる超越する」の三つのパターンが示されています。
『ヨーガ・スートラ』の場合は、煩悩を含む「心の働きを止滅する最初のパターンで示されていることになります。
煩悩即菩提という場合にもいくつかの捉え方があるのですが、煩悩を認めつつもそれを否定するのではなく超越し、翻弄されない信頼に足る自分自身を創り上げることだといえるでしょう。
「たとえ苦しいことが多々あっても、この世的責任から目を背けることなくきちんと果たしながら、煩悩、苦悩を超越していきなさい」と教えられる言葉ですね。
この言葉を胸に、「念念従心起。念念不離心。」「歩々直入。」、瑜伽精進したいと思います。
本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。 合掌
※今回の題字も去年に行き続き、先代瑜祗雄弘 番場一雄師のものを使用し,更に思想的継承を意味づけるべく、佐保田鶴治祖師のものも引用致しました。