ヨーガをはじめる

サンスクリット語で唱和するヨーガ教典

サンスクリット語で唱和するヨーガ教典

サンスクリット語で唱和するヨーガ教典~ヨーガの前に声を出してみませんか~

K. N. Misra教授と番場一雄師

K. N. Misra教授と番場一雄師

日々忙しい中、自分自身を見つめ直す時間はなかなかありません。そのためにヨーガがあるわけですが、落ち着かないままの形だけのヨーガでは効果がありません。
外出先から帰宅したときに靴を脱ぎ、服を着替え、手を洗うように、呼吸法を伴った素晴らしい旋律でサンスクリット語でのヨーガ教典を唱和すれば、こころもからだも浄化されて、さらに効果的にヨーガを行うことができます。
これを呼吸法の伴った「ヨーガ教典」の読誦(どくじゅ)として、「読誦呼吸法」(どくじゅこきゅうほう)と呼んでいます。
この実践は、ヨーガ根本教典である『ヨーガ・スートラ』の指示に従ったもので、声を出して「ヨーガ教典類」を読誦することによって、こころとからだが次第に落ち着き、自分自身と向き合う環境が調うのです。
また、サンスクリット語の読み方については、多くのインドのサンスクリット学者から御意見をいただき、インド・プネーにあるサンスクリット大学でも称讃された素晴らしいものです。
dokujuサンスクリット読誦には、リズムの他にある法則に定められた音階のようなものがあり、これが、とても素晴らしいゆらぎの波動をもっています。
声を出して読誦することは、生理学的に見ても、呼吸機能が強化活性化を意味し、舌を巧みに働かせることによって、脳の刺激になると共に、唾液の分泌を促進し、免疫力を高めてゆきます。
様々な面で効力を発する「読誦」。是非、読誦のヨーガも充分に堪能下さい。研修会の前に読誦するのは、下記の三種の教典です。

瑜伽真言法『瑜伽真言法』
雄弘ヨーガの実践イメージを簡潔にまとめたものです。ヨーガの実践には身心を清浄にし、それを具体的に行っていくためのイメージが重要な意味を持っています。「ヨーガを行ずる人の理想のすがた」やヨーガと深い関係にある『般若心経』、幾つかの仏教教典、そして大いなる慈悲の象徴である「瑜伽観音図」も納められています。

瑜伽経三十頌『瑜伽経三十頌』
『ヨーガ・スートラ』の195 の経の中からヨーガの実践にとって極めて重要な宝珠の三十を選出し、サンスクリット原文にローマ字、音程、リズムを付して読誦できるようにしたものです。これを読誦することで、時空を越えて流れるヨーガの神髄に触れるとともに、独特の響きが心と体を癒してくれます。全文、サンスクリットで唱えています。

梵語読誦般若心経『梵語読誦般若心経』
珠玉の護身の聖典であり、「度一切苦厄」を具現化するためのマントラ聖典です。玄奘があらゆる困難を越えて観自在菩薩の名号と祈りと救いの究極の真言である「ガテー・ガテー・パーラガテー・パーラサンガテー・ボーディ・スヴァーハー」をくり返しくり返し唱えながら大願を成就したように、我々に安堵と安らぎをもたらします。全文、サンスクリットで唱えています。

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