お知らせ

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新年、あけましておめでとうございます。
本年も宜しく御願い申し上げます。

自在心2015モノクロ

「心自在にして光顔巍巍」

「自在」とは心を縛るものなく、全く解放されている様をいい、「光顔巍巍(こうげんぎぎ)」とは、お釈迦さまが、いままさに教えを説き始めようとする際、全身が喜び出し、姿が清浄であり、お顔全体が大きな光となっているような様をいい、特に「巍巍は」は徳の高く尊いさまを表しています。

「あーっ、自由になりたい」という思いは、誰にもあることと思います。このとき、私たちは自分以外のものに縛られているように勘違いしています。まわりに翻弄されて他に影響を受けている自分であることに気付いていないのです。

自在というのは、自分のより所を「自分のうちに在る」ようになった時の安堵感であり、その時はおのずと、姿は清浄で、眉間も広く自身が輝くようになることでしょう。

心を自在にできたときには、顔は光輝いて巍巍たる姿となる、というのです。

心を自在に導くのは、瞑想の力に他なりません。邪魔するものを排他的に取り除くという「自由」ではなく、呼吸法と瞑想によって、散らばった心をまとめ一境に住するものとしていくことが大切です。

こうすることで、自分の内に自分を取り戻し、翻弄されない真の自由、すなわち「自在心」を獲得できるようになります。「自在」とは、自分の中心軸を定めることであり、翻弄されない自分をつくりあげることなのです。

自分の芯を維持した本当の意味での自由、つまり、「自在性」こそが真の自由であり、その手段が瞑想力なのです。今年は、排他や逃避ではなく、瞑想力によってまわりに左右されない自分を目指す一年としてみては如何でしょうか。

あたらしい年を迎え、みなさまがからだ健やかに、「自在心」を獲得し、こころはゆたかで「光顔巍巍」に過ごせるように、祈念したいと思います。

                         平成二十七年 乙未正月元旦

 番場裕之直筆サイン切り貼り作成2015サイト用

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